ここまで書いてきたように、釣り自体をするまでに結構越えなければならないハードルが多くて、なかなか釣りができずにフラストレーションがたまってきました。
要はスイス・イタリアあたりで釣りを楽しみたかったら、? ツテを頼って釣りをしている地元の人を紹介してもらう、? 釣具を扱うお店に通って、お店の人と仲良くなる、といったことをクリアしないと難しいってことですよね。そんなのただの一旅行者には無理だよ〜。
[そんなこと。。。 言われたって。。。 ]
なので、あらかじめ現地でツアーを組んでいるところがわかっているなら、それに参加した方が手っ取り早いと思います(費用はかさみますが)。
ですが、自分の滞在しているルガノ湖や近くのマッジョーレ湖といったところでは、そのツアーがあるかどうかさえわからないんですよね。加えてどこで釣具が買えるのか、おかっぱりでどんな魚が狙えるのかさえわからない。グヌヌ。。。
自分の滞在していたルガノというところは、ミラノの北から少しスイスに入った湖畔の街です。コモに比べると規模は少し小さいですが、世界中からセレブが集うコモより更に高級なリゾートという感じです。ダウンタウンを歩いてもプラダとかシャネル、ゼニアなど一流どころばかり。あまり規模は大きくないですがカジノもあります。
[ルガノのダウンタウンをのぞんだところ]
街の感じをもっと知りたい人は、こちらから(Flickrが開きます)
これはルガノだけでなくスイス全体について言えることですが、ものの値段はめちゃめちゃ高いです(世界一としている書籍やサイトもあります)。基本物価はイタリアの2倍だと思っておいたらいいと思います。500mlのコーラを自販機で買うと350円(3.2スイスフラン)。ジェラートなんかもイタリアだと2スクープで230円(2ユーロ)ぐらいなのに、ルガノだと1スクープで320円(3スイスフラン)とか。
物価を比較する指標にタクシーの運賃が使われることがあるのですが、実はこのスイスの小さい街はヨーロッパで3番目にタクシーの運賃が高いところです。そのことからもだいたい現地での物価の水準が推測できると思います。
[友達のマンション近くからの眺め。見えるのはルガノ湖です]
しかし、こんな南国のパラダイスのようなところで釣りもできずに指をくわえてみてるなんて、拷問以外の何ものでもないですよね〜。何とか釣りを楽しみたい。
ということで、またバタバタやってみた顛末を書いてみたいと思います(なかなか実釣の話にならなくてすみません。ですが、自分が現地で困ったことを書いておくと、次に現地に行かれる方が同じ苦しみを味わわなくて済むと思うので)。
まず、どこから手を付けるか考えたのですが、もちろんルガノのダウンタウンに釣具屋なんてありません。地元の総合スーパーである「Coop」や「MANOR」(日本でいうイオンとかイトーヨーカドーみたいなところです)のスポーツフロアとかを回っても釣具もなければライセンスを手に入れることもできませんでした。
ですが、前回のコモでの経験から、銃砲店を見つけることができれば突破口を開けるのではないかと探してみたところ、あった! ありました!
[店の名前の横に「dal 1914」と書かれているので、100年以上続くお店のようです]
はじめ前を通りかかった時は見過ごしてしまっていたのですが、ディスプレイにボウガンがあったのを覚えていて、あとで引き返してみるとハンティングギアを扱うお店でした。
期待に胸を膨らませ中に入ってみると。。。 やはり銃器が中心。でも釣具にもかなりスペースを割いています。
[基本、直接商品に触れられないようになっています]
[プラグ類は見たことのないメーカーのものが多かったですね]
[残念ながら、ロッドは選べるほどの種類はなかったです]
[袋に「がんばろう日本!」とプリントされたレインのワーム。下にはスイングインパクトも]
値段は少々高めですが(スイスの物価を考えればそれほどではないと思います)、これだけの品揃えのところがあれば、必要最低限のものは揃います。あとは店のご主人とうまくコミュニケーションさえ取って仲良くなれれば。。。
そんな期待も虚しく、もちろん奥から出てこられたのは 頑固そうなイタリアの親父さんでした。。。
(続く)
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]]>(前回の記事の続き) お店の方とそのお店のお客さんから銃砲店に行くことを勧められた時は、ライフルやハンドガンのイメージが頭をよぎり、一瞬ポカンとなったのですが、確かにフィッシングも狩猟(ハンティング)の一種だよなと考えると、腑に落ちるものがありました。
詳しく話を聞いてみると、銃砲店には防水ブーツなどハンティング用ギアもあるし、ロッドやリールなどもをあわせて置いているところが多いとのこと。
[一瞬 こんなイメージを頭に描いていました 笑]
そのお客の方は シーズンになるとよく狩猟に出かけるとおっしゃっていましたが、このスポーツ店から歩いていける距離のところにひいきにしている銃砲店があり 「このあと修理を頼んでいたライフルを取りにいくから、よかったら案内してあげるよ」 と、天使のお言葉。
しかし、そこはイタリア。「ただし 14〜17時までは 昼休みでお店が閉まってるから、それまでは時間つぶしておいてね」 と言われた時には、一瞬耳を疑いました。
「おいおい、あと1時間もあるじゃね〜か。だいたいメシヤでもないのに 昼休みを3時間もとるなんて店が日本にあったら、速攻潰れてんぞ」
とは、さすがに口にはしませんでしたけどね。
それでその方と1時間後にこのスポーツ店の前で待ち合わせをして、自分たちは市内観光。遺跡の近くでジェラートを食べながら、ネコを散歩させているおじさんを見たりして時間をつぶしました(散歩を拒否するネコがかわいかったです)。
[こんな感じでした]
時間より少し早めに待ち合わせの場所に行くと、既にお兄さんはお待ちかねで、改めて御礼を言ったあと連れ立って店に向かいました。そして10分ほど歩いて案内されたのが、寂れた通りから入ったこの狭い通路。
[実際のお店への通路。わざわざ案内すると言ってくれた理由がわかりました]
店があることを示す看板もサインすらなく、本当にここなのかと心配になりましたが、お兄さんは「心配ない」と言ってドンドン入っていくので恐る恐るついて行くと、お店の入り口らしい小さな扉がありました。
店内に入ってまず目に付いたのは銃器類。銃砲店ということでハンティングライフルやハンドガンといったものはあるだろうなあと思っていましたが、それ以上にアサルトライフルやセミオートの数が多くて驚きました。フィッシングギアもありましたが、多少あるという程度で 1メートルほどの幅の棚にロッドやリールが雑然と置かれているだけでした。
[実際のお店ではありませんが、こんな雰囲気です]
店の奥の倉庫のようなところにはカモ類。ウェーダーはありませんでしたが、良さそうなブーツを見つけてフィッシングでも使えるかと聞いたところ、底が厚くて重いからやめておいた方がいいとアドバイスされました。
結局ここでもブーツやネットを買うことはできませんでしたが、お店に連れて行ってくださったお兄さんが店主の方に紹介してくれたので、じっくりお話をすることができました(英語が通じたのもありがたかったです)。話をした中で一番興味深かったのは、こんな誰にもわからないような場所で 看板も立てずにどうやって商売をしているのかということでした。
「元々銃器やハンティングのギアなんて化粧品なんかと違って大々的に宣伝を打って売り上げるあげるものじゃない。コモや北イタリアでハンティングをしている人はみんな、うちの店のことを知っているよ。結局はその人たちが自分たちの顧客なんだ。もし新たにハンティングを始めたいという人がいれば、ハンティングをしている知り合いに連れられてうちにやってくる。だから看板を出す必要もなければ、ネットや広告に店の情報を出す必要もない」
「それに連れられてやってくるやつは、飛び込みで店にくるやつより信頼できるしね」
--- 誰かに口利きをしてもらうことが大切なんですね。
「特に昔から商売をやってるところはそうだね。さっきあなたが行ったという釣具店もそんな店のひとつさ。ここらで釣りをしているやつであの店のことを知らない人はいない。かと言って、外国人の旅行客が紹介もなくいきなり飛び込んでいっても相手になんかされないだろう。でも、もしあなたがあの店の常連に連れられて店に行ったとしたら、対応は全く違うものになってたと思うよ」
--- 知り合いがいない場合はどうしたらいいんですか?
「店に通いつめて 店員と仲良くなるしかないね。安いものでいいから、しょっちゅう買い物をするといい」
--- それは自分のような旅行客には厳しい。。。
「じゃあ、残念だけど ほんとの意味でのイタリアは満喫できないね」
陽気な方が多いイタリアですが、その人柄とは対照的にコミュニティとしてはかなり村のような閉鎖的なところがあると感じた瞬間でした。
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[自分の滞在先であるルガノ(スイス)からだと 電車で約20分]
このコモ湖畔の小さな街は、日本人にはそれほどなじみがないかもしれませんが、ジョージ・クルーニーをはじめとするハリウッドのセレブたちがずらりと別荘を構えていることでも有名なリゾート地です(まあ、彼らは世界中にいくつも別荘を持っていますけどね)。スターウォーズのファンなら、アナキンとアミダラの結婚のシーン(エピソード2の最後の場面)がここで撮られたと言えば、情景を思い出す方もいらっしゃるでしょう。
[ジョージ・クルーニーの別荘(かな?)]
なぜこのコモ湖での釣りに興味を持ったかというと、渡欧前に見たいくつかのウェブサイトでコモ湖での釣りが紹介されていたことと、そこを中心にフィッシングツアーを組んでいる業者の方のホームページを見たからです。
このフィッシングツアーを組まれている業者の方とは日本を出る前に何度かメールでやり取りをしました(イタリア語ではなく英語で。結局今年はパイクが全く釣れてないとのことで あまり興味のないフライフィッシングのツアーを勧められたので参加せず)が、フィッシングがビジネスとして成立しているのなら問題なく釣りができるだろうし、釣り関係の店もあるだろうと判断しました。
[コモの街。中央にあるドゥオモ(大聖堂)が有名です]
で、この日は昼から友達夫婦と観光がてらコモに出かけてきたのですが、ツーリストインフォメーションセンターに行って地図をもらった際に釣りのライセンスが取得できる場所と、釣具を購入できるところがないか尋ねてみました。
ライセンスについては郵便局に行けばいいと即答してくださったのですが、釣具屋についてはすぐにはわからず、コンピューターで調べたり電話で問い合わせをしてようやく一軒だけお店を見つけてくださいました(対応してくれたお姉さん、ありがとうございました)。日本のように釣具を専門に扱う店はイタリアでは一般的でないとのことでしたが、今回紹介してくださったお店は専門店だということだったので 期待が高まります。
まずはライセンスをということで、ダウンタウンの郵便局の窓口に行って用件を伝えると用紙をくれました。こんな紙です。
少しわかりにくいと思うので、一部拡大するとこんな感じです。
[残りの部分も書く内容はほぼ同じです]
もちろんイタリア語ですので私にもチンプンカンプンでしたが、青字で入れた内容を記入するようにと言われます(住所欄が小さくて枠内におさめることはできませんでしたが、問題はないようです)。イタリアやスイスでは州によってライセンス料が違うのですが、コモがあるロンバルディア州の住民でない私は23ユーロ納めるよう伝えられました。
ただそこで支払おうとすると、「支払いは市庁舎の方で」と言われました。その日は釣りをする用意はしてきていなかったので 結局市役所には行かなかったのですが、支払いを済ませると半券を渡されてそれがライセンス(証明書)になるようです。釣りをする際に必ず携帯し、レンジャーの方から提示を求められたら パスポートなどのIDと一緒に見せる必要があるとのことでした。
そのあと釣具屋に向かったのですが、想像していたのとは違い、ダウンダウンのにぎやかな通りからは離れた 他に店もないような寂しい通りにありました。
[ストリートビューはこちら]
店は個人商店らしくこじんまりとしていましたが、一応一通りの釣具は揃う感じです(比較的ダイワの製品を多く扱っているようでした)。店に入ると、気難しそうなご年輩の店主の方が顧客の方と話し込まれていて、旅行者らしき私たちにはほとんど見向きもしません。
一応お話が終わったころを見計らって話しかけてみましたが、イタリア語以外全く通じず、英語しかできない自分とはなかなかコミュニケーションが取れません。それでもグーグル翻訳を使ったり、地図の余白に絵を描くなどして聞いてみたところ
? コモではボートでの釣りが主流で、おかっぱりは子供がたまにするくらい。
? 湖での釣りより、川でのフライフィッシングの方が人気がある。
? 湖では小魚は普通に釣れるが、ブラックバスは少ない。パイクはめったに釣れない。
? パイクを狙うなら光りもののクランクがおすすめ。
? ブーツやウェイダーは置いていない。
ということでした(自分の理解に間違いがなければですが)。
結局 これだけのことを聞くのに10分以上はかかったと思います。こちらもかなり気を使いましたが、ご主人は言葉が通じないのにウンザリとした表情。せめてネットぐらいはそこで買いたかったのですが、おかっぱりが一般的でないせいか 柄が伸びるタイプのものがなかったので購入しなかったのも、いっそう機嫌を悪くさせたように思います。
しかしちょっとした情報や釣具を手に入れようとするだけで、こんなに苦労することになろうとは。。。
期待が大きかっただけに、正直かなりガックリきました。しかしイタリアにきてまで落ち込んではいられない。さすがにブーツぐらいはスポーツ店などでも扱っているだろうと、気を取り直して大通りに面したスポーツ店に入ってみました。
店員さんに事情を話してみたところ、アッサリ 「うちでは扱ってません」(マジ?)
ただ その店員さん。店内にいた別のお客さんと何やら相談を始めました。そしてそのあと2人して自分のところにやってきて一言。
「銃砲店に行ってみたらどうですか」
えっ?
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ひょんなことから1ヶ月ほどスイス・イタリア・オランダに出かけることになりまして、出かけるとは言っても仕事1遊び9ぐらいの感じで、しかも肝心のオランダ行きが就労ビザの関係で最終的に頓挫してしまったので、結局ほぼ遊び100%に近いことになってしまったのですが、この期間中どうしても釣りを楽しんでみたくていろいろバタバタしてみました。その時に思ったことや、現地での釣行で困ったことなどについて、数回に渡り備忘録的に書いてみたいと思います。
[スイスでの釣行のイメージ]
今回メインで旅行するヨーロッパの内地の釣りはトラウトが中心のようなのですが、パイクやザンダーといったビッグゲームも人気があるとのことだったので、何を持っていくかは自分なりにかなり考えました。
まず基本現地で調達できるもの(少なくともできると思われるもの)は現地でと考え、ロッド2本とスピニングリールを2つ、あとは現地でお店を見つけるまでの間に使えるワームやライン・針一式程度にしました。
ロッドは以前から持っていたdepsのキャリングモデルと、今回の遠征の為に購入したツララのポルタメント イヌクシュク。どちらも機内持ち込み用のスーツケースに収まります。depsの方はフィネス中心に、イヌクシュクの方は大きな魚をターゲットにしたワームやプラグを使った釣りに使うことを考えていました。
[なかなか手に入れることができなくて 苦労しました]
できればブーツかウェイダーも持って行きたかったのですが、荷物が大きくなりすぎるので現地での購入を検討(スポーツサンダルは準備)。またランディングネットは初めから現地で買うつもりでいました。
と、まあ普通に日本の感覚で準備をしていたわけなんですが。。。
事前に現地の情報を調べていたものの、気になったのは釣りに必要なライセンスや規定のことばかりで、釣具を手に入れるお店の情報には無頓着なままでした(まあ滞在するのがメジャーな湖や港町なので すぐに見つかるだろうとタカをくくっていたのですが、これがあとあと尾を引くことになるとは、この時点では思ってもいませんでした)。
しかし海や大きな湖のないミラノで店が見つけられなかったのは仕方ないとしても、地中海の大きな港町であるジェノバで釣りをしたり 釣具屋を見つけられなかったのは誤算でした。
[地中海に面したイタリアの港町、ジェノバ]
ジェノバへの旅行ではいわゆる民泊を利用したので、そこの主人の方(もちろん地元のイタリア人の方です)にいろいろ聞いてもらったのですが、まわりに釣りをする人がいないこと( ← 意外と重要。別の記事で書きます)と、ここでの釣りと言えば大型のボートにのって出かけるトローリングとかが中心とのこと(まあ、それはそれで経験してみたかったですが)。結局知りたかった釣具屋の場所もライセンスの取得できるところもわからずじまいでした。※1
[フィッシングボートより こういうクルーザーが多かったですね]
加えてここでは友達と観光するのが1番の目的だったので、釣りは諦めることに。とは言うものの、状況ぐらいは見ておきたくて(なんせ初めての地中海ですし) 朝 散歩がてらに港の偵察には出かけてきました。
さすがにジェノバは観光地ということもあって港湾部はきれいに整備されています。ちょっとサンフランシスコのピアを思いださせる雰囲気がありました。
[水際まで降りていけるところもあります]
海を覗いてみると、ボラらしい魚影がチラホラ。小魚もわりといましたが、何だったのかはよくわかりませんでした(すぐ逃げてしまうので)。
[見慣れた魚影 笑]
アメリカでは釣りはわりと盛んで、シアトルに住んでいた頃は昼間何本ものロッドをピアの柵に立てかけている人や、仕事帰りのサラリーマンがネクタイをしたままササッと夕食のイワシやイカを釣って帰っていく、なんて光景をよく目にしましたが、ここジェノバでは誰1人として釣りをしている方を見かけません(唯一 カフェでロッドを持った人を見かけたぐらいですね)。
もしかすると、あまり魚が釣れなかったり 港湾部での釣り自体が禁止されているのかもしれませんが、それより「釣り」自体が日本やアメリカほど一般的な遊びでないという印象を受けました。※2
結局 釣具屋を探してライセンスを取得したり 現地の情報を得るという目的を果たせないままジェノバを離れることになってしまいましたが、その時はあまり気にもかけず、初めて訪れたイタリアの街にただただ目を丸くしているだけでした(続く)。
[なんせこんな教会ばっかりですからね]
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
※1 普段は市役所もしくは出張所で購入できるのですが、ちょうど週末で閉まっていたため どこで買えるのかわかりませんでした。
※2 子供に対してはライセンス料がかからないようになっていますが、釣ってよい魚のサイズや個体数など かなり細かく決められています。
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]]>前日たかしさんが一庫で40アップを釣ったと連絡があったので、この間のリベンジを兼ねて朝から行く用意をしていました。
するとたかしさんから「まだ出ないんですか」とDMが。「4時過ぎに出る予定です」と返したら、「自分は既に出ました」と連絡が。こりゃいかんと、取りあえずロッドとリール・ウェイダーだけをバイクに放り込んで後を追いました。
現地に着いたのが4時45分。既にたかしさんからは「釣れました」との一報が(たかしさん、早すぎです)。あとできいたところ、バックウォーターではなく南側の川筋で かなり活性が高かったとのことでした。
川筋には既に車が数台とバイク。一庫に初めてきたのか川筋に降りる場所を探している人もいました。バックウォーターには既に人が多すぎて入る余地なし。仕方なく柵のところに荷物を置いたところでたかしさんと合流。話を聞くと、釣ったやつのほかにも もう1匹いいサイズのバスをバラしたとのことでした。
[これはもう少し遅い時間の写真ですが、人でいっぱいです]
前回ゲストを迎えての一庫釣行の際に、バスネ申さまから 「一庫で釣りたければ、コルキッシュST、ヤマセン2、SSフック4を使うのじゃ」とお告げがあったので、ブンブンでゲーリーにお布施をして 準備を整えてきました。
すると3投目でその答えがでました。
バスネ申さまのお告げに間違いはないことを証明した瞬間でした(これからもお布施を続けます)。ちょうどワームを口に入れるところが見えていたのでフッキングもラクチン。30センチあるかないかぐらいのバスでしたが、今年一庫での初バスだったので嬉しかったです。
[たかしさんに 釣れましたと必死にアピールするも、華麗にスルーされました 笑]
そのあと川の流れが少しあるところにワームを乗せてアクションさせていると、グンっと強いアタリ。フッキングするとドラグを鳴らしてラインが出て行きます。じっくり時間をかけて弱らせて、シャロー側に誘導して捕まえたのがこいつです。
[久々のスモールマウスでした。39cmはウソですけど 笑]
その前に釣ったラージマウスと大きさはあまり変わりませんが、やっぱり引きは桁違い。たかしさんに自慢したあと、メジャーを借りて写真を撮りました。
これでたかしさんを一歩リードしたな と思っていたのも束の間、たかしさんもサクッとスモールを釣り上げてこられました。
[身体の分厚さ(身高ではない)がかなりのバスでした]
たかしさんにとって初スモールだったとのことで とても喜んでおられました。昨日もここで40アップとってられますし、さすがです。
陽が昇ってからもライズやチェイスはありましたが、バスを追加することはできず、9時過ぎに納竿。
[やはり陽がさすと 朝でも暑いです]
今回たかしさん・自分の2人とも仲良くラージ・スモールを釣ることができて、満足いく釣行になりました。
ただアタリが止まった時間帯にもう少し何かできなかったかいうのが課題ですね。今日1日考えて、時間があればまた明日の朝にでも出かけてこようと思っています。
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]]>ありえないトラブル続きだった前回の記事の続きになります 笑
朝の柳が崎。うまく撮れていませんが きれいな時間帯でした。しばしキャストをやめて琵琶湖の景色を堪能。
一旦タックルをイヌクシュクに戻して、ノーシンカーやゼロダンで探っていきます。それ程ではなかったですがバスのライズもあり期待が高まります。
しかし くるのはギルアタリのみ。。。
そうこうするうちに 奴が顔を出しました。
うお〜、できるだけ曇に隠れていてくれー と願うも暑くなりそうな予感。まあ夏ですからね。
祭日の割には少なかったですが、それでも5時前からみなさん立ちこんでおられます。ただこれだけいらっしゃっても全く釣れている気配はなし。
すると自分がたちこんでいる後ろ(シャロー側)で、小さなベイトを追ったチェイスが始まりました。見た感じコバスのようだったので放っておいたのですが、延々と続く(30分ぐらい)ので、まわりのバサーの方がやってきて次々とキャスト。自分の後ろにドボンドボンワームやルアーを放り込んでこられるので 正直落ち着かなかったです。
たかしさんはヘビキャロでアタリをさぐっておられました。
水温はわりとひんやりしていて バスの活性が落ちるようなことはなかったと思うのですが、最後までバスの顔を見ることもなく朝の部は終了。まわりでウェーディングされている方も2人釣られた方がいらっしゃったのは確認しましたが、良い型のバスをあげられた方はいませんでした。
空腹と脱水でフラフラになりながら 車で西大津のロイホに。ドリンクバーで10杯ぐらいオレンジジュースを飲んで干からびた身体に水分をチャージ(生き返るとはまさにこのこと)。朝御飯を食べながらたかしさんと作戦会議。結局やっぱりこのままでは帰れないということになりましたが、昼間のどピーカンの中釣りをする気にはならないので、ネカフェで夕マズメを待つことに。
柳が崎の@タイムを初めて利用したのですが、ここは滋賀県民の憩いの場になっているのでしょうか。朝から子供たちは店内を走り回っているし 親はカラオケに夢中。うるさすぎて寝れない。。。
仕方なくヘッドフォンをして映画を観ながら寝ることにしたのですが、ここでエアが入って膨らんだライフジャケットが大活躍。ちょうどいい枕になってくれました(本来の使い方とはかなり違いますが 笑)。映画のアリシア・ヴィキャンデルの少しハスキーな声が耳の奥に残ったまま眠りに落ちていきました。
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
16時前に起床。たかしさんと車に戻りましたが、車の中のスニッカーズは原型をとどめていませんでした。
[車内に取り残された子供が えらいことになるわけですよね]
コンビニでコーヒーとサンドウィッチを食べた後、柳が崎に。人が少ないのでおかしいなあと思っていたところ、朝とは状況が激変してかなりの風と波。風裏のある東岸のポイントを移動することも考えましたが、岬の南側なら風の影響をそれほど受けずにできそうだったので、そちらに入ることにしました。
水温は思っていたよりも低くいい感じでしたが、水の濁りがかなりきつかったのと、エリア全体が全てトロロ藻がしきつめられたような状態。ヘビキャロだとどうしても藻をひっぱってきてしまう。そこでチョイスしたのがフロートリグ。詳細はまた別の記事で紹介しますが、かなりウィードをかわしてストレスなく釣りをすることができました(距離がだせなかったが唯一のネックでしたが)。キンクー13も初めて実戦に投入してみました。
たかしさんもディビジョンを使って、いろんなことを試されていました。
とにかくサカナが釣れなくてしんどい時間が延々と続いたんですが、せっかく来たんだから自分の釣りを最後までやりきりましょうと、たかしさんに励まされ、暗くなっても延々とキャストを続けていました。釣果がでないためか、釣り客も1人帰り2人帰りして残ったのはたかしさんと自分の2人のみ。しかも浜辺にやってきた大学生が花火大会を始める始末。
東から生暖かい風が吹き出し 水温も上がってきて もうダメかな、と諦めかけていた時。。。
コンッ!
(頼むから持って行ってくれ。。。 頼む。。。 頼むよ)
グイッと竿先に重みを感じたので、ロッドを立てるとフッキングしたのがわかりました。あとは寄せて勝負あり。30チョイのコバスでしたが、自分にとっては本当に価値ある1匹でした。
たかしさんのところに行って 「釣れました」とバスを見せると、一言。
「Gさん、踊ってるんですか?」
[あくまでイメージ画像です]
そのあとは2人で茨木のサイゼリアでパスタの大盛りを食べて帰りました。
日曜の夜にたかしさんに家まで迎えに来てもらってから帰るまで29時間。ほんとうにタフな釣行でしたが、最後までやりきった充実感でいっぱいの釣行になりました。
最後になりましたが、たかしさん、本当にありがとうございました。
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]]>ここ1ヵ月半程 体調を崩して琵琶湖に釣りに行けていなかったのですが、少し体調が持ち直したことと仕事が休みに入ったので、たかさしさんにお願いして琵琶湖に釣れていってもらいました。
釣りにいけなかった間にロッドを購入したり新しいリグを自作していたこともあり、今回の釣行は試行錯誤を重ねてのかなりタフな釣行になりました(今までの釣行で一番気力と体力を使ったかも)。あとでも書きますが、たかしさんの励ましや気遣いがなかったら乗り切れなかったかもしれません。
現着23時。予定ではまず夜 〜 朝マズメをやろうということで柳が崎の自分の知ったポイントに入ることになりました。連休中なのに思っていたよりも人が少なかった上に結構涼しかったです。
[まるで忍者のような黒づくしのたかしさん]
状況は完全な無風に加え全く波がなく魚の気配が感じられません。でも初めてのロッド(イヌクシュク)だったので、いろいろ試すにはもってこいの状況。
まずはデス6から入ります。2週間ほど前に藻狩りが入ったとのことだったので、ノーシンカーをなげながら様子を探っていくとすぐにアタリが。ラインがスッと動いたのでピシッっとアワセを入れたその瞬間。。。
仕掛けが切れました。 orz
確かめるとPEのところから切れていたので、おそらくラインの傷に気づかないままリグっていたようです。ガックシ。
いきなりのトラブルでしたが、これは爆釣の前触れに違いないとリグをセットしなおします。今度はさっきより少し沖目に出てお腹あたりまで浸かってキャストを続けていると。。。
いきなりの大きな破裂音に何が起こったのか自分でも理解できませんでしたが、気がつくと自分の首と胸まわりのライフジャケットが膨れ上がっています。今日持ってきたのが半自動タイプ(ひもを引いて膨らませるやつ)だと勘違いしていて、それに気づかず水の中に立ちこみ過ぎたのが原因でした。
横でたかしさんは大笑い。
ライフジャケットがちゃんと機能するかどうかテストしてたんですわー
と余裕をかましつつも、既に今回の釣行はトラブルの予感しかしません(真剣にロッド折ったり盗まれたりするんじゃないかと心配しました)。
このあと3時過ぎまでイヌクシュクを使ってキャストしていたんですが、ほんとに使いやすいロッドでキャストが楽しかったです。ツララしくハリのある竿なんですが7グラムのワームも普通に投げれますし、1オンス以上のヘビキャロも余裕です。なにより継ぎ数が多いのにまったくそんなことを感じさせない作りに感動しました。
ただ、最初のアタリを除いてギルやフッキングに至らないコバスのアタリばかりで入魂できなかったのが残念。
トイレ休憩のあと 3時からはタックルをエルホリに変えて、新しいリグのテスト。たかしさんは以前釣果のあった南のポイントに行ってみるとのことだったので、4時過ぎに再集合して朝マズメを一緒に攻めることにして、分かれて別々のポイントに。
ところが。。。
新しいリグはリーダーを2メートル近くとって、重量のあるジグやベイトを投げるので用心しなければと思い、まずは軽くキャストしてみるつもりで6割ぐらいの力で振り出してみると。。。
いきなりガクンと強い衝撃がきて、ジグが暗闇の湖の中に消えてしまいました。
何が起こったのかわからず手元のベイトリールを見ると、いままでに見た事もないような世界記録級のバックラッシュ(ラインを切って巻きなおそうとかいうレベルではなく、そのままリールを廃棄した方がいいんじゃないかという域に達していました)。
[母さん、あの夏に買ったジグ、どこにいったんでしょうね]
それから4時までの1時間、道の横にこんなふうになってたかしさんが戻ってくるのを待つことに。このあとどうなってしまうのでしょうか。。。。
続きは後ほど記事にします 笑
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少し用意に手間取って出るのが遅かったので、4時半ぐらいから釣行開始かなあと思っていたのですが、国崎が近づくにつれ何やら嫌な予感。なんと国崎は水草の下に沈んでしまっていました(見渡す限りの水草)。さすがにバイクを降りる気にもならず、そのままユーターンして大路次川筋に行くことに。
現着は4時40分。既に明るかったので上から川筋を覗き込むと、国崎とは違い水草なし。これは行けるだろうと準備してバックウォーターに入りました。
まだ誰もいなかったので、以前釣果のあったポイントに入ってキャストをはじめます。数時間前まで雨が降っていたので少し水は濁っている感じでしたが、それより気になったのは足元です。
以前は水際のところは砂地だったのですが、トンネル下が崩れてからはそこから粘土質の泥が流失していてドロドロでした(普通のブーツだと入れないぐらい。自分はウェーダーだったので大丈夫でした)。乾燥して固くなるまでは、注意が必要ですね。
しばらくそこで遊んでいたのですが、5センチぐらいのチビのライズやたまにチェイスが見られた以外は大きな魚が入っている感じがなかったので、南へ移動しながらポイントを確認していきました。
ここら辺はもちろん最近まで水没していたところです。ですが、ダム関係者の方なのか漁協関係者の方なのかわかりませんが、きれいに整備してくださっていて、川沿いのルートは安心して歩くことができました(いつも本当にありがとうございます)。
南のポイントは少しだけ草が生えている状態で、パッと見はゴルフ場みたいな感じです。
この辺りでしばらく遊んでいたのですが、岸際にはベイトが集まっている感じで、コバスも確認できました。岸から20メートルぐらいのところでバスかどうかはわからないのですが大きめの魚のライズが多数あり、水の中での生命感はかなりありました。
最初入ったバックウォーターの方は電波が悪かったのですが、この南側はなんとか電波がつながったので、1枠だけでしたが、初めてキャスをしました(まるさん、おみそさん、そしてうめさん、ありがとうございました)。キャスを終えたあとは近くで釣られていたお兄さんと楽しくお話させていただきました(お兄さん いろいろ情報ありがとございました)。個人的にはこういうやりとりが楽しいですね。
そのあと時間になったので納竿。自分が歩いてきたルートではなく上の道を歩いてバイクに戻ったのですが、バックウォーターで釣っておられたお兄さんがちょうどバスをかけられていました。遠目ではありましたが40アップはあったように思います。自分も朝一で同じポイントに入っていたのに、上手なかたは違いますね(涙)。
さあ、今日は選挙に行ったあと遠征用のパックロッドも見にいかないといけないし、忙しくなりそうだなあ。。。
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ここのところ体調を崩してしまいブログを更新する余裕がなかったのですが、先週こーじ兄さんと一庫を偵察してきたので、その写真だけでもアップしておこうと思います。
早めに家を出て4時半ぐらいに現着したのですが、こーじ兄さんは既に戦闘モード。トップを狙っていくとのことだったので、自分はキャロ系で沖目を狙っていくことにしました。
水位は136.5メートルぐらいだったと思います。前回兄さんが行った時よりは水草もなく、充分釣りができる状況ではありました。
[わかりにくいかもしれませんが、右のスロープは完全に出ています]
[階段のところもこのくらいの方が水位が少しあって釣りはしやすそうです]
[反対側のスロープも完全に開通していました]
結構バスと思われるライズや動きはあって期待しましたが、結局バイトなし。兄さんの方はバイトが何度かあったようですが、しとめることはできなかったとのことでした。
6時過ぎに切り上げて、国崎の様子に見に行くことに。
その国崎ですが、状況はかなりひどかったです。
[水草がびっしり]
駐車場に着いて下を見てみると、遊び場付近は既に人の手が入ってきれいにされていました(管理されている方、ありがとうございます)。
[水が引いてからわずかな間に草が生えてきています。]
スロープもかなり下の方まで顔を出していましたが、夏の状態になるまではもう少しといったところでしょうか。
兄さんはすぐにベイトの群れを見つけたようで、いろいろと探っておられました。
まあ、水位はかなり戻ってきたので、もう1・2週間というところでしょう(この記事を書いている24日時点で135.5メートルなので、あと20センチぐらい。ただ水草がどうなるか気になるところではありますが)。
月末には本格的に一庫のおかっぱりシーズンが始まりそうです。
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